「ATTACHMENT（アタッチメント）」について

いつも楽しく読ませてもらっています!
よろしかったらアタッチメントについての見解も聞かせてもらいたいです。
頑張ってください!
【Kibby for MEN.】お客様調査　http://enq-maker.com/2sukdHW　より


ご要望があったので、本日は「ATTACHMENT」を取り上げます。



■07-08FWでの印象■
アタッチメントはモード・テーラードに興味のある自分としては、
やはり気になり、ざっとではありますが、雑誌で見るほかに、
代官山の路面店に一度行き試着した経験がありました。
参照：http://d.hatena.ne.jp/kibby/20070801


その時のブランドに対する印象としては、
・かっちりとし、見えにくいこだわりのある、ひと癖あるテーラード
・面白い素材使い（07-08FWのダウンJKなど）




■「アタッチメント」について■
1999S/Sに熊谷和幸がブランド「アタッチメント」をスタート。
デザイナーである熊谷自身が日本全国の生地産地をまわり、素材を集め、
糸の段階から生地を作り込み、仕立て細部にまでこだわり抜く。
2008S/Sパリ・コレクションにてランウェイ形式のショーを発表する。
http://www.fashion-press.net/173.htm　より一部改変


アタッチメントの二つのラインがある。
・ATTACHMENT
・KAZUYUKI KUMAGAI　ATTACHMENT


公式サイト　http://www.attachment.co.jp/　には、
コンセプトなどの情報が載っていないので、
それぞれの特徴が分からないのだが、私の印象と調査では、


■ATTACHMENT
ストリートテーラード。
従来よりあるアタッチメントのライン。


■KAZUYUKI KUMAGAI ATTACHMENT
（おそらく）2007秋冬にパリで展示会形式の発表した際に始まった、
いわゆるコレクションライン。
なお、英・米・伊・独・露・中・韓・豪にて取扱いがあるが、
コレクションの行われているフランスでは、まだ取扱いがない模様。




■08SS ATTACHMENTの「テーラード」は■
今店頭に並んでいる08春夏コレクションのうち、
テーラードJKに特化してATTACHMENTを見てみたいと思います。


今回サンプルとして試してきたのは、
黒/グレーの二色展開のテーラードJK。
とも布のスラックスもあるので、セットアップスーツにもなります。
価格は六万円。作り込んだテーラードJKの価格としては、
ドメスティックブランドの中では平均的だと思います。


■ディテール
まず初見で目に入ってきたのが、
ナナメに入っているフロントのダーツ。
テーラードでダーツをいじるのは、珍しいです。


内ポケットの仕様も珍しく、横についています。
これはテーラードの世界で「テケポケ」と呼ばれるものに似ており、
テケポケはチケットを入れるポケットであり、
今の既製品ではなかなか見られません。
アタッチメントでは、従来の「テケポケ」より(おそらく)下についていて、
通常ついている内ポケットを廃する変わりに、テケポケを進化させている。


また、07-08FWでも拝み釦になっていましたが、
今回も拝み釦になっていました。しかも、二つボタンとも。
（普通は、かけるボタンのみ拝み釦にします。）


袖口のボタンは一つで、本切羽仕様。
ボタンを開けて、めくってもお洒落になるかと。


■サイズ
サイズは「1/2/3」表記で、「1」が「S」に相当します。
普段、Y4/Y5、36や44をお召しの方は、この「1」で大丈夫だと思います。


サイズ感は、やはりコンパクトで細見。なので、
Tシャツの上に羽織るのを考えているのならば、
試着の際は、Tシャツになってサイズを選ぶのが正解。


■素材
裏地にびっくり。
普通テーラードの裏地というのは、ポリエステルかキュプラを使う。
しかしアタッチメントでは、綿とキュプラの混紡の素材を使っています。
なので見た目も肌ざわりも独特なさらっとした感じ。


■まとめ
ぱっと見では、目立ったデザインなどはなく、着丈も長めで、
落ち着いたテーラードJKといった感じ。しかし、
よく見るといろいろこだわっているのが分かり、
シンプル・シックの中、伝統的な仕様を研究し、
深見(毒)を持ったテーラードとも言えそう。

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簡単なアンケートで、二、三分もかからないと思います。
今後の当ブログの更なる発展に繋げていきたいので、
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