『蒙古タンメン 中本』に何故、お客様がこうも並ぶ?

kibby2009-03-12

自転車出勤だったので、
仕事帰りに蒙古タンメン 中本(新宿店)』で夕食をとった。
http://www.moukotanmen-nakamoto.com/


蒙古タンメン 中本』、ご存じの方も多いかと思うが、
とにかく辛いラーメンで、いつの時間にあっても並ぶ。


昨日もごたぶんにもれず、サラリーマン、学生、そして女性など、
バラエティーに富んだお客様が並ぶ、並ぶ。


いつも思うのだが、
「なぜこうも、このラーメン屋に並ぶのであろうか?」


新宿駅からかなり離れているし、立地が良いとは言い難い。
(ひょっとすると大久保駅の方が近いんじゃないかとすら思うこともある)


蒙古タンメン 中本』がどう差別化を図っているのか。
ちょっとPRODUCT、PEOPLE、PLACE、PROMOIONの4Pに当て込んで考えてみた。


□PRODUCT(商品)
とにかく辛い、辛ラーメン
他の店にあるものが無いが、他の店には無いラーメンたち。
http://www.moukotanmen-nakamoto.com/menu.html


ウィキペディアにも指摘があるよう、蒙古タンメン中本は、
他のラーメン店でよく見る「ワンタンメン」や「チャーシューメン」など
は存在せず、「蒙古タンメン」や「北極ラーメン」のような
他店にあまり見られない名前のラーメンたちが存在する。


そのため、それを制覇しようと、何度も来店するのかもしれない。
そして、あの辛さが忘れられず、ずぶずぶとハマっていく。



□PEOPLE(人)
創業者:中本正と、現店主:白根 誠の求心力。
特に現在の蒙古タンメン中本をビジネスとして広げたのは、
現店主:白根の力が大きいように思う。


店頭スタッフに、「餃子の王将」のような変な掛け声があるなど、
特筆すべきところは無いが、食券の取り方が、他の店より早く。
ちょっと変わった受注システムがありそう。



□PLACE(場所)
既に述べたとおり、決して好立地とは言い難い。新宿店の他に、
上板橋(本店)、池袋、目黒、吉祥寺、御徒町、亀戸に店がある。


新宿、池袋、目黒に行ったことがあるのだが、
いずれも駅から離れて、好立地では無い。
かといって、駐車場があるわけでも無い。



□PROMOTION(宣伝)
ここにはかなり力を入れている。特にTV。
店内にも、アド街(?)などの放送分が貼ってある。
雑誌もあるようだが、TVの力は大きい。



蒙古タンメン 中本』が繁盛している様を、
4Pに当てはめて、検証してみたが、
かなり差別化しているラーメン屋であることは確か。
ただ、まだ何かありそうな気がする。
それが分かるまで、こうして、僕もその並ぶ一人になっている