ナンバーナイン 07-08FWにも 「!」

kibby2007-01-29

ナンバーナイン
Number (N)ine

http://www.numberniners.com/


宮下貴裕氏がデザイナーを務める
れっきとした日本のブランドである。
実は元祖裏原系であるが、今は恵比寿にお店がある
(なんでこんなところに)。
2004-05AWにパリコレクションデビュー。
そういった意味では、去年の伊勢丹メンズへ(右上画像参照)、
かのイッセイミヤケを押しのけて(?)入ったのは、
マスとして見れば「逆輸入」的なブランドになるのかもしれない。
そして、1月27日(金)パリにて07-08FWのショーが行われました。


前季の07SSでは、ニルヴァーナカート・コバーンをテーマに取り上げ、
個人的には彼の最期の数日をモチーフにした
『ラストデイズ』という映画を見たりもしました(DVDで)。
http://www.elephant-picture.jp/lastdays/


そして今回の07-08FW。
テーマは「Love, God, Murder」。
この三つの単語はいまいちピンとこなかったのですが、
コレクション自体はとても興味深かったです。
http://www.vogue.co.uk/shows/photos/Default.aspx?ShowID=4229


ここのところメンズは全体的に、モノトーンです。
これは、色味的に非常にツマらないもので、
メンズでは特に今シーズン、レディースでは全シーズンから、
さいさん述べている「地続き感のある未来感」とあいまってか、
シルバーという色が出てきておりました。
http://d.hatena.ne.jp/kibby/20070102
http://d.hatena.ne.jp/kibby/20070103


ですが、ナンバーナインでは、
モノトーンを基調としながらも、
柄物で攻めてきました。しかも「チェック」。


個人的には、中学生の頃に流行った
チェックのネルシャツを思い出したのですが、
それはおいておいて、


アメカジの流れが、
モードのモノトーンと組み合わさって
こうなったのかもしれない。


そして流石は日本ブランド。
今年の秋冬で原宿近辺でめちゃめちゃ見かけた
「デニムをブーツイン」のスタイルを提案。
このスタイルは残るとふんだようです。
http://d.hatena.ne.jp/kibby/20070104


他のブランドがボリューム感にいく中、
07SSのDior Hommeの「ロング&リーン」を
よりロックに、そしてストリートに昇華させたような
スタイルだったように思う。


またフォーマルのアイテムをうまくこなれた感じにしていた。
うむうむ。


まさに「売れる」服に仕上がっていると思う。
あとは若い消費者がどう反応するか。それをどう思うか。
今年の秋冬の伊勢丹メンズの立ち上がりが楽しみだ!


ナンバーナインについて詳しくは↓
http://www.tsushin.tv/brand/tokyo/n_nine.html