Dior Homme BY Kibby

kibby2007-02-19

今回の日記は好き勝手にやらさせてもらいます
(いつも好き勝手ですが、本当にDiorが好きなんで)。


前回の日記では、
ポスト・エディ・スリマンについて、後半で触れましたが、
http://d.hatena.ne.jp/kibby/20070218


では、エディが去った後に、Dior Hommeをどう料理するか、
多分誰もネット上で手をつけていないので、
クリス・ヴァン・アッシュの噂もありますが、
私が勝手にクリエーティブディレクターになったつもりでやらさせてもらいます!
題して『Dior Homme BY Kibby』


まずは定番品『ショールカラーJK』をどう解釈するか。


先に触れたように私は、
>将来、エディがDiorをさったあと、
>次のデザイナーが、Dior Hommeで受け継ぐべきは、
>時代に常に新しさを提案することであり、

というスタンスでアーカイブを見た。


コレクションの年度及びシーズンをどう設定するか、
大変に重要だが、本人は健在なので、ひとまず置いておいて、


時代のテイスト及び、潜在的ニーズを考え、
今のDior Hommeを支え、感度の高い20代前半の将来。
彼らが財力もつき、景気も良く、他の服飾体験も経て、


例えば、
当時(今)のサロンボーイが、
サロンで一人前になっているような時を想定したい。
ターゲットもそのマインドを持った方々です。


インスピレーションの源泉は、
07SSに登場した着物帯JKと、
同じく07SSのジョン・ガリアーノによるDiorのクチュールである。
そうDiorによるジャポニズムだ。


しかしジャポニズムといってもジャポニカではない。
私Kibbyは日本人であり、そこを上手く料理したい。


注目したのは、着物を着付けするときの、
襟足部分の「抜け」である。これをJKで再現したい(右上画像)。
かなり凝ったレディースのJKでは違った視点で既に存在するが、
フェミニンの台頭とはいえ、メンズではまだ無く、当分無いであろう、


実はこの仕様、パタンナーに確認とらないと違うかもしれないが、
JKにおける重心のかかる位置が、何も考えないで作ってしまうと、
いわゆるテーラードJKと違って、着心地を損ねる可能性があります。


メンズテーラードの重心のかかる位置と同じ位置にしつつ、
デザインの特徴である首が抜ける仕様のJKの作成。
パターンと物造りの結晶である。そうコピーもできるものではない。
まさにDiorのクチュールの技術が必要不可欠といえる。