『デザイン・テーラード』

言わずもがな仕事がスーツにたずさわっており、
最近考えるのが、スーツを着る人が少なくなるということ。


2007年問題で、団塊の世代が大量にリタイアすることで、
スーツを着なくなる人が増えるということもそうですし、


僕の友達を見ても、スーツを着ないで働いている人は、
なんと半分にせまる勢いである。
(従来型のビジネスマンのスタイルの変化)


そんな中、今まで通りのスーツの提案をしていては、
パイが少なくなるので、非常にキビしい。


しかし、新しい可能性もある。
それは若い世代におけるストリートでのテーラードの着用である。


思うに、ショールカラーのジャケットをジーンズにあわせるという、
スタイルが数年前にストリートに登場したのが発端だと思うのですが、


今やテーラードジャケットをドレスダウンして着るのは当たり前である。
ジャケットのとも布のスラックスではなく、ジーンズや他のパンツで、
カッコよくコーディネートするセンスが今の若い人たちにはある。


実は今までのスーツの上衣を単品使いしても実は全然カッコよくない。
そこで、単品使いもでき、カッコよくコーディネートできるテーラー
を彼らは求めたのであろう。


ジョン・ローレンス・サリバンやN.ハリウッドなど東京コレクション系のブランドが、
ググっと人気なのは、そういったマーケットの背景があるのではないかと思う。


そういったマーケットが存在するのだから、
彼らに向けたカッコいいデーラードを僕は提供したい。
つまり、それが『デザイン・テーラード』


テーラードJKを羽織ることは、ブームからスタイルへと落ち着くと思う。
そして、今春夏からウールのスラックスも流行の兆しを見せている。
つまり追い風だ。


今個人的に原宿で行っている、路上での採寸活動で、
若い人たちの意識・体型のデータをもっと収集して、
『デザイン・テーラード』のマーケットの裏づけを取りたいし、
今後の可能性を探っていきたい。


未来は明るい。