【流行的外遊 in 韓国】街別のファッションシーンを探る

kibby2007-08-25

8月23日から25日まで、近くて遠い国「韓国」に行っておりました。先の韓流ブームで、韓国へ行く日本人がより増え、韓国の情報が日本にたくさん入ってきているが、韓国のマーケットがどうなっているかまでは分からなかった。そこで、今回の旅行で街を見る機会を得て、感じるところが多く、ブログでは、ファッションに特化し、街ごとに特徴を挙げ、まとめていきたい。

*右画像・・・狎鴎亭洞・ギャラリア百貨店



■狎鴎亭洞(アックジョンドン)

「狎鴎亭路」という大通りには、ルイ・ヴィトンジルサンダープラダなどの路面店が立ち並ぶ。日本でいえば、表参道のような場所。路地に入っていくと、いわゆるセレクトショップが多く、個性的なプライベートブランドを展開している店もある。


左の写真は、「LOVE LOST」というお店。いちごのアクセサリーで有名な「ケネス・ジェイ・レーン」のアクセサリーが日本で買うより若干安く手に入る。タックスフリーの手続きが店頭で可能。



南大門市場(ナムデムンジャン)

先の狎鴎亭洞とは、真逆の存在南大門市場
ルイ・ヴィトンなどの「バッタもの」がたくさん売っている市場。まるで、上野のアメ横を大きくしたような感じ。市場の形式が整っているので、付きまとって、無理売りしようとする姿勢はない、黙って歩いていれば、安心。


市場を過ぎると、後に紹介する「明洞」方面に「新世界百貨店」がある。富裕層を狙っていると思われ、別館はバレンシアガ、マルニなどのデザイナーズの



ショップが充実。自主編集のショップ(左画像)があり、ヨージ・ヤマモト、コム・デ・ギャルソンなどの日本のブランドや、フィリップ・リムなどの今注目すべきブランドも取り揃える。






■東大門市場(トムデムンジャン)

南の市場に対して、次は東の「東大門市場」南大門市場は観光客に声をかけてくるが、こちらは対象がローカルのためか日本語で声をかけられることがない。ファッションに限らず、カーテンや食料品など取扱の幅が広い。


ファッションは、新平和ファッションタウンアートプラザ(左画像)などで取り扱っており、館内にお店が密集している。バッタものの取扱は少なく、安いナショナルブランド?を見ることができる。昼時は、なんと店内で食事をしているので、その臭いがする。



■明洞(ミョンドン)

日本で言うところの新宿といったところ。若者で繁華街があふれかえっておりました。自分が行った時はドラマ(?)の撮影もしてました。コスメティックのお店が充実しており、女性は好きかも。最大の売場面積を誇るロッテ百貨店がある。




左の画像は、「BASIC HOUSE」というお店の店内。日本でいうところの「ユニクロ」のようなお店、おそらくこちらもSPAであろう。ターゲットはヤングで、子ども服も展開している。テイストは、モードにふれているので、日本上陸間近の「H&M」に似ているかも。JKが8000円ちょい、秋冬ソウルでも若者の中でJKが流行るのかもしれない(ベストがこちらでも流行っていたので)。http://www.basichouse.co.kr/





■新村(シンチョン)・梨大(イデ)

延世大学梨花女子大のある街、道歩く人も若い。「安全地帯」など安いショップや、服の屋台(左写真)が多く、飲食店もたくさんある(私は入っていないが)。新村にある現代百貨店も庶民的な感じ、入口では大量に涼む人、人。日本でいうと、渋谷をマイナーチェンジしたような感じの街。







■弘大(ホンデ)

日本でいうと、原宿の竹下通り。同じように人も多い。ミドル〜ハイティーンの店が多く、1000円ちょっとでスカートが売っている。奥に、芸術大学があるだけに壁画や画材屋が建ち並ぶ。





■文井洞(ムンジョンドン)

アウトレットの街。ラコステ、ポロ・ラルフローレン、韓国のナショナルブランドなどのアウトレットがある。なんとクツのABC-MARTも、笑。私が行ったときは、春夏ものが30〜70%オフ。アウトレット好きなら良いかもしれないが、地下鉄で行ける中心部の端にある。



■大学路(テハンノ)
まさに下北沢っぽい街。ファッションというよりは、小劇と食の街。自分は週末の午前中に行ったので、見かけなかったが、ストリートミュージシャンなども出現するもよう。若いクリエーティブな面を掴むにはいい街かも。写真はローティーン向けのおもちゃなどが売っているソニープラザのようなお店。こんな感じのピンクが韓国の方はお好きかと。



【総括】旅の終わりに
韓国は、人口約5千万人(日本は約1億3千万人)。中国と比べて、マーケットは巨大なものではないが、驚くことに、ソウル周辺に人口の半分近い46%が住んでいる(参考:http://allabout.co.jp/career/netkorea/closeup/CU20030725A/)。マーケットとしてみるならば、ソウル市民の心を掴み、押さえることが、韓国でのビジネスを押さえることになろう


ローカルを対象としている地域・お店は、日本語・英語が通じないが、以前より日本人観光客がたくさん訪れている市場などの中心部は、日本語・英語が通じる。「売る」ために、勉強して、語学力を獲得しているさまには感動すら覚えました。私ども日本の販売現場では、英語すらしゃべれる人間が物凄く少ない、この点は見習わなければならない。あと、電車などでも日本語が分かる人がたくさんいるので恥をかくようなことは公衆の前では言わないようにしましょう。