コート、コート、コート。

kibby2007-11-18

ジャケット一枚で外に出るのは、ちと寒い。
少なくともマフラーが欲しいところ。でも寒い。
そうだ、コートを着よう。そう、コートを。
コート、コート、コート。


今月25日(日)まで、六本木の森アーツセンターギャラリーにて、
『Coats! MaxMara, 55 Years of Italian Fashion』と題して、
コートに特化したマックスマーラの回顧展を開催しております。
http://www.roppongihills.com/jp/macg/


マックスマーラは、
1951年にアキーレ・マラモッティがスタートした伊ブランドで、
クチュールから、プレタポルテ、大量生産への時代に以降する中で、
大量生産の仕組みを確立し、頭角を表したブランドといえる。また、
カール・ラガーフェルドドルチェ&ガッバーナなどの今を牽引する人たちが、
デザイナーとして関わっていたことはあまり知られていない。
参考:http://www.tsushin.tv/brand/milan/maxmara.html


展示品は、マックスマーラや、別ライン・スポーツマックスのほか、
マックスマーラ所蔵のクリスチャン・ディオールのコートなど多数をラインナップ。
実物のコートのほか、カール・ラガーフェルドによるデザイン画や、
マックスマーラが得意とした広告戦略である当時の雑誌なども見ることができる。


そして印象に残ったのは「101801」
これは作品ナンバーで、マックスマーラーにとって象徴的コートで、
シーズンを重ねても登場する定番品だ。しかもこのコートは、
消費者の支持を超え、アーティストの心を揺さぶり、
関連するアート作品が多数存在する。そのコートと、
アート作品が同時に見られる貴重な機会になった。


さて、ブランドにとって、アーカイブ(歴史)というのは非常に重要だ
最近思うのは、近年よくあるアーカイブをもじったデザインではなく、
アーカイブに、そのブランドの精神を学ぶべきだと思う。
そのブランドの精神が、マーケットに支持される理由につながっているだからだ。


今回の回顧展で、マックスマーラの顧客への求心力が高まることは間違い無い。
また、それ以上に、新規客の獲得にも一役買いそうだ。
回顧展は、25日日曜日まで、11月最後の土日を是非、六本木で。