グレン・グールド × ランバン 09春夏 【HUgE最新号】

kibby2009-02-28

メンズファッション誌『HUgE』
作り手の伝えたい今のスタイリングやアイテムが、
僕は結構好きで、中でも写真が好きです。
http://www.hugemagazine.jp/


さて、先日発売された『HUgE 4月号』の中で、
びっくりする名前を発見してしまいました。それは、
グレン・グールド


内容は、
ここ数シーズン力のあるランバンの、09春夏コレクションの服を
http://www.afpbb.com/fashion/3096863
天才ピアニスト、グレン・グールドに見立てた
モデルに着用させて、写真を撮っているものです。


このブログをご覧の方に、もはやランバンについて、
もはや私からとやかく語る必要性は無いと思うのですが、
グレン・グールド」については知らない方が多いと思います。


私は、もともとファッションに興味のあった人間ではなく、
クラシック音楽の畑にいた人間なので、
グレン・グールド」は、その自由な演奏スタイルに惚れ、
私としては、とても馴染みのあるピアニストなのですが、

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グレン・グールドといえば
・ジャズっぽい『ゴールトベルク変奏曲』
・低い椅子で、変な姿勢
・歌いながら、ピアノを弾く

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・ジャズっぽい『ゴールトベルク変奏曲』
デビューCDが、このJ・S・バッハの『ゴールトベルク変奏曲』である。
グレン・グールドによる、この演奏が↓
http://www.youtube.com/watch?v=5LTY7MLuzC8
最初のアリアからして、拍もくずれ、鍵盤をたたくタッチが印象的。
1950年代当時もかなり衝撃的なものだったようです。


・低い椅子で、変な姿勢
確か彼はずっと同じ椅子を使って、ピアノを弾いていたはずなのだが、
その椅子が、通常のピアノの椅子にしては、低い。
従って、ピアノを弾く姿勢が物凄く悪い。けど演奏は上手い。
http://www.youtube.com/watch?v=zwkzf-KUNPM&feature=related
なお『HUgE 4月号』の 50・51頁のピアノを弾いている写真は、
やはり彼をイメージしているので、ちょっと変わった演奏模様に。


・歌いながら、ピアノを弾く
グレングールドを知った当時、
僕はCDでしか、彼の演奏を聴けなかったので、
「なんか雑音か、うめき声が入ってるな」と本当に思っていたのですが、
その気になっていた音は、なんと彼の声でした。
なんと彼はある意味、歌いながら曲を弾いているのでした。
http://www.youtube.com/watch?v=buq-p8vSCLQ&feature=related
凄いのは、必ずしも旋律と同じようなフレーズを歌っていないこと。
まったく別の彼の世界だけにある「第三の譜面」のよう。右手、左手、そして口。



グレン・グールド」について、詳しくはウィキペディアにて↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89