花見で、薄茶 【器:二川 修】

一昨日、東京は強風が吹いて心配しましたが、桜は今日も満開です。花見茶会とまではいきませんが、桜のもとで薄茶を点てました。器は、二川 修氏によるもの。

二川 修氏は、関西で活躍されている陶芸家です。今週、代官山のギャラリーで、彼の作品を見て、「やさしい茶碗だ」と思い、一目惚れし購入いたしました。本来は茶碗ではないと思うのですが、小ぶりな大きさが、ちょうど野点用の茶碗にぴったりで、おそらく茶箱用にも使えると思います。さて写真では分かりにくいのですが、良く見ると、全体的にピンク色の下地があるのか、重層的でありながら、ほわっとした春らしい印象です。また、お茶を飲み終えると、その下地がかいま見え、なおほわっとさせます。私は陶芸には詳しくないので、どういう技術を使っているのか分かりませんが、実際に、ご覧頂くと、私の言わんとする「やさしさ」がお分かりになるはずです。

代官山のギャラリーでの展開は、4月6日(火)まで。『茶ガールの休日』という一品更屋によるイベントです。「わび、さび、かわいい」という視点で、茶道・茶器を新しい視点で捉えた、大変興味深いものとなっております。詳しくはWEBをご覧ください。http://sara-ya.com/cyagirl.html

                                                                  • -

しらさぎ陶芸 講師:二川 修】 http://blogs.dion.ne.jp/shirasagi/