台湾の広告に見る”台湾男性”の人生設計

『中國信託』という台湾にある信託銀行の前を通りがかったところ、とても興味深い広告をみかけたので、こちらで取り上げてみようと思います。その広告はコチラ↓です。


広告は、独身男性が、結婚し、子どもを迎え、退職金の準備に至るまでに、信託銀行を利用するよう呼びかけていると思うのですが、注目すべきは、広告の左上に書かれているボディコピーの部分です。画像では小さくなってしまい分かりにくいので、抜き出した文章が下記になります。


我們的規劃
30歲 告別單身,籌備購屋屋頭期款
33歲 迎接鋼出生的小孩
    重新規劃全家人白保險
40歲換一間學區好的房子
50歲準備好兩人份退休金


注目すべきは、人生設計における30歳と33歳で、それぞれ「30歳で、独身に別れを告げ(つまり結婚)」「33歳で、子どもが生まれます」。ちなみに台湾男性の結婚平均年齢は32.9歲(08年度地元紙より)、他の先進諸国に負けず劣らず高い。情報のソース(の読み取り方)が間違っていなければ、平均よりもこの広告は、だいぶ年齢を低くして、ライフプランを設計しているようだが、台湾の方の結婚観及び人生設計を知る中で、この広告は非常に参考になる資料だと思う。

結婚にまつわる話は、ちょうどその年頃の独り身の僕にとって、非常に耳の痛い話なのですが、今年に入って、少なくとも二回は、台湾から日本へ結婚式に参加するために帰国することになりそう。焦っているつもりはさらさら無いが、さすがになかなか感慨深い。