『トム・フォード』の目指すもの

kibby2007-06-07

トム・フォード
http://www.tomford.com/


ご存じ、グッチ・YSLのクリエイティブディレクターとして、
90年代中盤から00年代初頭のファッションシーンを沸かせた人物である。
詳しくは↓参照
http://www.mode21.com/brand/tomford.html


映画『プラダを着た悪魔』の中でも、
「過去、笑顔を見せたのは一度、2001年のトム・フォードだけだ」
という彼に関する台詞がある程である、笑


そのトム・フォードが今年の四月、自分のブランドを冠した
メンズブランド『トム・フォード』の第一号店を
ニューヨークのマディソンアヴェニューにオープンした。


WWD 4/23・30合併号にて、この件については、
かなり詳しく報じられているのですが
その中で下記のような本人のコメントがありました。


「サヴィル・ローのビスポークとモード系ブランドの
 クリエイションのハイブリットな融合」


このコメントは僕にとって、とても印象的で物凄い共感しました。
伝統的テーラードの世界からすれば、モードの持つ服の艶が欠けているし、
また、モードからすれば、テーラードの質実剛健さはあまりない。
トム・フォード』では、それぞれを融合させ、もう一段シフトアップする。


今回の彼の服がどういうものか、袖を通さないことには分からないが、
自分もお客様とこういう服で勝負したい。