【Archive of Dior Homme #1】エディとオムの軌跡

◆はじめに◆
「ディール・オム」は、メンズファッションにおいて大センセーションを巻き起こしたことは言うまでもありません。これは服飾史的に見ても、研究すべきであり、クリエーティブディレクター:エディ・スリマンの服の記憶が残っている今だからこそ、アーカイブを研究する必要があるように思います。そこで、当ブログ【Kibby for MEN.】では、何回かに分けて、DiorHommeの軌跡をたどろうと思う。題して【Archive of Dior Homme】。第一回目の今回は総論的内容となっております。執筆にあたっては、当ブログのお得意様の方々に情報をいただきました、本当に感謝しております。皆様の肌で感じた時代の風とDiorHommeの感想が情報源です。今後とも情報提供をよろしくお願いいたします!!メールアドレス:kibby.men@gmail.com (@は、お手数ですが半角入力でお願いいたします)




◆総論◆

■Dior Hommeの歴史■

・「オム」以前
「オム」を語る前に。「オム」以前には、「ムッシュ」というメンズラインが、クリスチャン・ディオールにはありました。実物はネクタイでしか確認できなかったが、かつては百貨店のオーダーワイシャツなどでも展開していた。おそらくはモードではなく、かつ、カネボウが取り扱っていたライセンスか何からしく、聞くところによると、おじさんが着れるブランドであった模様。そんな「ムッシュ」のラインも、「オム」の立ち上げにともなって無くなったのかどうか分からないのだが、現在は存在しない。ブランド戦略から見ても、「ムッシュ」のラインを残さなかったことは正解だったと思う。


・「オム」の時代へ
2000年 Dior Hommeスタート
     エディ・スリマン、クリエーティブディレクターに就任
     コレクション開始(01-02AW)
2007年3月 エディ・スリマン退任(公式発表)
        08SSより、クリス・ヴァン・アッシュが引き継ぐ
詳しくは、http://www.tsushin.tv/brand/paris/dior.html
 


エディ・スリマン
公式HP:http://www.hedislimane.com/
詳しくは、http://www.tsushin.tv/brand/paris/slimane.html


ファッション以外には、写真集を数多く出版し、『コートニー・ラブ』では、ニルバーナの故カート・コバーンの妻:コートニー・ラブをモデルとして起用し、DiorHommeの服を着せ、撮影している。なお、DiorHommeの広告写真は  が撮っている。



■コレクションのテーマ■
01aw solitaire
02ss boys don't cry/red
02aw follow me
03ss reflection
03aw luster
04ss strip
04aw victim of the crime
05ss beck
05aw Everybody just looks the same
06ss the world was a mess, but his hair was perfect
06aw these grey days
07ss we look good together
07aw 80’s new wave



■日本での店舗展開・取扱店
2003年9月 伊勢丹メンズ館オープンとともに、ショップオープン
ディオールオム、初めてのオンリーショップ)


2003年12月7日 表参道店オープン
渋谷区 渋谷区 神宮前 5-9-2


2004年10月24日 銀座店オープン
中央区 銀座 5-6-1


2007年2月25日 名古屋店オープン
名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランドスクエア1F


他、路面店では心斎橋店、インショップでは福岡岩田屋
路面店やインショップができる以前は、ユナイテッドアローズなどの
セレクトショップの展開のみであった。



■「ステディ・スタディ」について■
よく雑誌のDiorHommeの商品紹介の連絡先の欄に、「ステディ・スタディ」が挙がっています。この「ステディ・スタディ」とは、日本におけるDior Hommeのプレスの業務を請け負っている会社で、お店の名前ではありません。




■ポスト・エディ■
エディ・スリマンを支えてきたスタッフたち(エディ・チルドレン)の活躍が目覚しい。筆頭に上げられるのは、YSLリブゴーシュ時代からの弟子クリス・ヴァン・アッシュシグニチャーラインのほか、テイラーデザイン、そしてエディを引き継ぎ、08SSよりDior Hommeを手がける。次は、07-08FW・08SSの評判が凄く良いランバン(メンズ)のヘッドデザイナー ルカ・オッセンドライバー。そして、08SSよりチェルッティを手がけるアンドレア・ニコラ・タラリスシグニチャーブランドもあり。



◆次回予告◆
次回の【Archive of Dior Homme #2】は、
05SSコレクションを取り上げようと思います。
http://www.vogue.co.uk/shows/photos/Default.aspx?ShowID=1423
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メールアドレス:kibby.men@gmail.com
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