今年の冬も『Pコート』!?

秋冬のコート商戦まっしぐら!
新宿ビームスタイムスでは、
デュベティカなど格好いいダウンが、たくさん陳列されておりました。


さて、街を見渡せば、気の早いファッション好きが、
薄手のコートやレザーブルゾンから、早くも厚手へとシフトしています。


雑誌での前評判では、B-2などのフライトジャケットでしたが、
今街で見かけるのは、昨年と同じくPコート。


メルトン地(*)で暖かさを確保し、
かつベーシックなので着まわしが簡単なのが、支持される所以であろう。


昨年は当ブログで、今年の冬は『Pコート』と題して、
http://d.hatena.ne.jp/kibby/20061207 にて、
Pコートを採り上げたとき、当時マーケットが求めていたPコート像は、
・丈短めのPコート
・コンパクトなシルエット&短すぎないショート丈
・形も細身で今風
・タイトで着やすい

と述べました。


しかし、今年は、同じPコートでも、
その理想像には変化が見られ、ちょっと形相が違います。


今年の流れは重衣料全体に言えることなのですが、
・コンパクトなシルエット
というのは今年も同じです、ただ違うのは、
・ショート丈ではないこと
・ボタンを一番上までとめても格好よいこと

です。



「・ショート丈ではないこと」は、
ショート丈は駄目という意味では無く、新しい要素として挙げます。
「ロング&リーン」という考え方が、07SSから始まっているのと、
(07-08FWは黒いJKが凄く取り揃えが多いですが、)
お尻丸出しの短い着丈のJKなどの重衣料に、ちょっと飽きてきた背景があります。


「・ボタンを一番上までとめても格好よい」は、
昨年までの着こなしでは、ボタンを上までとめて
2WAYで楽しむことは重視されていませんでしたが
ナポレオンJKが春夏に一部流行ったので、
ボタンを上までとめるのが秋冬に浸透しそう。
試着の際に、ちゃんと上までボタンをとめて、
シルエットを確認する方も多いようだ。


従って、ただPコートというだけでなく、
造りこんだものが人気と言えます。


そして実は、私事では恐縮ですが(ブログは私事か、笑)、
上記の要件を満たす、Pコートを購入するに至りました。
それは、DistrictUA別注のScyeの『Pコート』!? 詳細は明日。

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*メルトン地・・・コートなどに用いる布面が毛羽でおおわれた暖かい紡毛織物