職人による「ネーム刺繍」のすすめ。 その2

【執筆中、要・画像アップ】


その一針一針に、魂が吹き込まれています。


さて、先回の日記、職人による「ネーム刺繍」のすすめ。
http://d.hatena.ne.jp/kibby/20071212 において、
職人によるネーム刺繍を画像でご紹介したのですが、


写真が分かりにくかったので、分かりやすいように、
コンピューターによる刺繍と、比較できるよう画像をご用意いたしました。


まずは、コンピューターによるネーム刺繍。


製品を問わず、製造物の全てにいえることだと思うのだが、
機械化というのは、標準化された均一な品質のものを作り出すことができます。
しかし欠点としては、それぞれの製品に個性というものは存在しません。


しかし、ことファッションに関していえば、
商品によるムラはまずいが、「私だけの一着」という要望はある。
それが近年のメンズスーツの「オーダースーツの復権」を引き起こした。


では、均一な品質をもった既製品、あるいは、
ファクトリーメイドのオーダースーツにおいて、
着用する側は、どこで個性を出していくか?


それには、サイジング・加工方法などいろいろありますが、
ネームというのも存在します。しかもコンピューターによるネーム刺繍ではなく、
職人によるネーム刺繍です。
【画像】


書道家が存在するように、刺繍職人一人一人のネームに個性が存在します。
また日本人のネーム刺繍の特徴だと思うのですが、
アルファベットのネームの際、最後に「はらい」を入れることが多いです。


また上記のネームの場合、「K」の特徴。


近々、刺繍職人に詳しく聞いてみようと思います。


さて、生地が擦り切れてしまったときなどに、
「カケハギ」という修理方法がございます。


これはあまり知られていないのですが、
この修理、実は、刺繍屋さんがやる修理です。


刺繍というのは、テーラー&カッターとはまた違う技術で、
私自身もどうやってカケハギをしているのか現場は見たことがないので、
今度、見に行って勉強してこようと思います。