- 現場でよく聞く、ギョウカイ用語! -

今日の東京は、ぽかぽかで天気が良いです。もうちょっと澄んでいれば、部屋から富士山を拝めます。さて今回は、ファッション業界の「ギョウカイ用語」を取り上げます。ファッション業界にも、業界用語というものがあり、それに慣れ、使いこなすことが、プロのアパレル販売員への一歩です。ということで、【新人アパレル販売員のために 第二弾】は「現場でよく聞く、ギョウカイ用語!」です。


◆現場でよく聞く、ギョウカイ用語!◆

【プロパー】
SALEの値段ではない、建値での販売のこと。「バ」ではなく、「パ」になります(proper)。なお、「プロパー」の商品は百貨店などのハウスカードの優待(割引)の対象になりますが、「セール」などの値引商品は優待の対象にならないものの、お買上実績に加算されることがヤカタを問わず多いです。使用例:「店長〜!このTシャツ、プロパーですか、セールですか?」
参考:http://kw.allabout.co.jp/glossary/g_fashion/w006637.htm



【ヤカタ】
「館」のことですが、百貨店やファッションビルなどを指す隠語。使用例:「うちのヤカタは数字にうるさくて(訳:私が務めているショップがある百貨店の社員は、売上に関して細かく言ってきます)」



【優待】
百貨店などのハウスカードや、株主優待券による割引販売のこと。「ワリビキ」という言葉の響きは、百貨店には似つかわしくないので、お客様には「優待」を使う。ちなみに、およそどこの百貨店でも、株主優待券とクレジットカードの併用はできません、現金などの金券との併用をオススメしてください。なぜ併用できないかは、いずれ。使用例:「こちらの商品はセールのお品物でございますので、優待の対象にはなりません」


【先地品/先方品】
「サキジヒン/センポウヒン」と読みます。意味は、お客様が持ち込んだお品物のこと。販売現場というのは、モノを売るだけが仕事ではありません。お客様にお買い上げ頂いて、何年か着ているうちに不具合が生じることがあります(破れ、体型の変化などによるサイズ感の調整など)。そうしたお品物をお預かりして、お直しすることも、販売業務の一つです。なお、お客様に対して使う必要は全くありません。使用例:販売員A「今日よく売れてんじゃん」 販売員B「いや、全部サキジですから。売上ゼロっす」